「時間を無駄にしている気がする人」へ。 本当の時間の使い方
はじめに
こんにちは、アニあつです。
今回は「本当の時間の使い方」について書いていきます。
最近、時間術や自己管理に関する本をいくつか読んでいるのですが、その中でよく見かける表現があります。
それが、「電車で読書をしない人はダメだ」「移動時間を無駄にしている」といった考え方です。
ビジネス書なので、言いたいことは分かります。
ただ正直に言うと、ぼくはこの手の言葉に少し違和感を覚えます。
なぜなら、時間の使い方は人それぞれだからです。
では「本当の時間の使い方」とは、何なのでしょうか。
先に結論から言います。
本当の時間の使い方=後で後悔しないこと
これが、ぼくなりの答えです。
自分の時間は、何に使ってもいい
当たり前の話ですが、自分の時間は何に使っても自由です。
電車の中で読書をしてもいいし、動画を見てもいいし、ゲームをしてもいい。
ちなみにぼくは、よく寝ています。
これは決してサボっているわけではなく、体力を回復させるための大事な時間です。
よく「成功者は移動時間も無駄にしない」と言われますが、それはその人にとっての最適解だった、というだけの話です。
本当は「こうしなければいけない」と言い切れる人なんて、誰もいません。
なぜビジネス書は強い言葉になるのか
では、なぜ多くのビジネス書で
「電車では読書をすべき」
「動画やゲームは無駄だ」
と書かれているのでしょうか。
理由はシンプルで、
·著者が時間をとても大切にしている
からです。
著者の視点から見ると、
・移動時間に勉強した
・空き時間に行動した
・その積み重ねで結果を出した
という成功体験があります。
だからこそ、
「自分が努力していた時間を、何もせず過ごすのはもったいない」
という感覚が生まれます。
さらに時間術の本を読む人は、
「時間を無駄にしている気がする」
「もっと効率よく生きたい」
と悩んでいることが多い。
その結果「電車で読書をしない人はダメだ」という強い表現になってしまうのです。
なのでそういった言葉を見かけたら、「そういう考え方もあるんだな」くらいで流して大丈夫です。
有意義な時間の使い方とは
では有意義な時間の使い方とは、何でしょうか。
ぼくは、後から後悔しない時間だと思っています。
例えば、ぼくの場合
- 電車で寝て体力が回復した
- 嫌なことを一度リセットできた
それなら、十分に意味のある時間です。
逆に、なんとなくスマホを見て、気づいたら1時間経っていた
こういう時間は、後から振り返ったときに「何をしていたんだろう」となりやすい。
つまり問題なのは、何をしていたかではなく、納得できるかどうかです。
無駄な時間を減らす方法
無駄な時間とは、後悔してしまう時間のことです。
では、なぜ後悔してしまうのでしょうか。
理由は大きく2つあります。
・何をやったか思い出せない
・なんとなく過ごしてしまった
この2つです。
ぼくが参考にしたのは、尾石晴さんの「やめる時間術」という本です。
やり方はとてもシンプルで、1日の時間の使い方を、できるだけ正確に書き出します。
そのとき、何をしていたか思い出せない時間は、あえて空白にします。
この空白こそが、無駄になりやすい時間です。
もうひとつの方法は、過ごした時間に点数をつけること。
ぼくの場合は、5点満点で考えています。
・電車で寝る、ブログを書く → 5点
・ネタを探す → 4点
・なんとなくSNSを見る → 0点
という感じです。
点数が低い時間が悪いわけではありません。
ただ、0点や1点の時間が増えすぎているなら、
それは見直すサインだと思っています。
この本で印象的だったのは「頑張る時間を増やす」のではなく「やめる時間を決める」という考え方でした。
時間の使い方にモヤっとしている方は、選択肢のひとつとして、参考にしてみてください。
※タイトルは違いますが、本編の内容はほとんど同じです。
例:単行本には質問コーナーがあり、文庫版にはありません。
自分に合いそうな方を選んでもらえたらと思います。
おわりに
今回は「本当の時間の使い方」について書いてきました。
まとめると、
・本当の時間の使い方=後で後悔しない
・無駄な時間=後悔してしまう時間
・対策:·時間を書く·空白を見つける·点数をつける
です。
他人から何と言われようと、時間の使い方を決めるのは自分です。
時間は有限ですが、自分で選び納得できるなら、それはきっと「いい時間」です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。