はじめに
こんにちは、アニあつです。
今回は「1人に任せきりは危険」というテーマでお話しします。
ぼくの経験から言うと、1人に仕事を任せきりにしているチームは、うまく回っていないことが多いです。
最初は順調でも、時間が経つにつれてトラブルや負担の偏りが出てきます。
この記事では、なぜそうなるのか、そのメリット・デメリット、そして対策をまとめました。
少しでも参考になればうれしいです。
なぜ1人に任せきりになってしまうのか?
任せきりになってしまう要因はいくつかあります。
·できる人の経験や勘に頼りすぎる
·マニュアルや共有が不足している
·「任せる」と「放置」を混同している
·人手不足で他に余裕がない
中でも、いちばん危険なのは任せると放置を混同していることです。
具体的な流れを見てみましょう。
① まず、仕事ができる人にどんどん仕事が集まる。
② その人はマニュアルを無視して独自に進めるようになる。
③ 周りは「あの人が言うなら大丈夫」と思い、考えずに従う。
④ 仕事を任せた側も「安心だ」と思い、確認を怠る。
⑤ すると、ミスが起きても気づかず、最終的にその人がいなくなった瞬間、仕事が回らなくなる。
こうして、チーム全体が一人に依存する構造ができてしまうのです。
その結果、離職率が上がったり、人手不足がさらに悪化したりします。
任せきりのメリット
もちろん、任せきりにも一部のメリットはあります。
·意思決定が速い
·責任感や専門性が高まる
·細かい指示が不要になる
仕事を任された人が自分で考えて動けるようになり、成長するチャンスが生まれます。
またリーダーにとっても細かい指示を出さなくていいのは助かります。
「これをこうして、それをこうやって」と逐一言うよりも、「これお願い」と任せられる方が気楽ですよね。
ただしここで油断してはいけません。
この「楽さ」が、後々の大きなリスクにつながるのです。
任せきりのデメリット
デメリットは次のとおりです。
·できる人が不在になると業務が止まる
·他のメンバーが成長しない
·責任の所在があいまいになり、トラブル時に混乱する
特に「できる人がいないと仕事が成り立たない」という状態は危険です。
その人しかやり方を知らない場合、突然の休職や退職で仕事が完全に止まってしまいます。
また他のメンバーが成長しないため、組織全体の力も伸びないです。
さらに、問題が起きたときに「誰が対応すべきか」が分からず、責任の押し付け合いが起こることもあります。
このように、任せきりは短期的には楽に見えても、長期的にはチームを弱らせてしまうのです。
1人に任せきりにしないための5つの対策
では、どうすれば「任せきり」にならないチームを作れるのでしょうか?
次の5つのポイントを意識してみてください。
1. マニュアルを整備する
手順ややり方を明文化しておくことで、誰でも同じ水準で仕事ができます。
2. 業務を分担する
一人に偏らないように、複数人で役割を分けましょう。
ローテーションを行うのも効果的です。
3. 情報共有の文化を育てる
日報や週報、ミーティングなどを通して、進捗や課題をチームで共有します。
「自分だけが知っている」状態をなくすことが大切です。
4. 支え合えるチームをつくる
困ったときに「助けて」と言える雰囲気があると、自然と任せきりが減ります。
心理的安全性の高いチームは、協力しやすくなります。
5. リーダーは確認を怠らない
任せることと放置することは違います。
仕事を任せたら、進捗を確認し、必要に応じてサポートする。
これがリーダーの大切な役割です。
おわりに
今回は「1人に任せきりは危険」というテーマでお話ししました。
まとめると、
任せきりにすると組織は崩壊のリスクを抱えます。
対策としては、
·マニュアル整備
·業務分担
·情報共有の文化づくり
·支え合う関係づくり
·リーダーの確認
この5つがとても大切です。
できる人に任せたい気持ちはよくわかりますが、それが続くと本人もチームも疲れてしまいます。
お互いを思いやりながら支え合うことで、誰も無理せず続けられるチームができます。
少しずつ「任せきり」ではなく「支え合うチーム」へ変えていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。