どうも、アニあつです。
今回は他責思考のメリットとデメリットと改善策について書いていきます。
一般的に他責思考は、悪いこととされていますが、意外なことにメリットもあります。
その一方で、デメリットも無視できないです。
この記事では他責思考を理解して、みなさんの生活やビジネスの参考にしていただきたいと幸いです。
他責にする心理
他責思考とは、自分の行動や結果に対する責任を他者に転嫁する傾向のことを指します。
他責にする人の心理は、以下のようなものです。
・自己防衛
・過剰な承認欲求
・自己肯定感の低さ
この現象は、しばしば自己防衛のメカニズムとして機能します。
失敗を他者のせいにすることで、自分自身の欠点を認めずに済むためです。
また過剰な承認欲求もこの思考を助長してしまい、承認を得るために他者に責任を押し付けることが見られます。
さらに、自己肯定感の低さが背景にある場合、他者を非難することで自分の価値を守ろうとする心理が働きます。
これらの要因が結びつくことで自己責任を回避し、行動や結果についての責任を他者に押し付ける傾向が強いです。
メリット
他責思考には以下のようなメリットがあります。
・ストレス軽減
・客観的な視点での解決
・環境要因の特定
他責思考は客観的な視点で問題を解決する手助けになります。
自分のミスや失敗をすべて自己責任と捉えると、視野が狭くなりがちです。
しかし、他責思考を用いることで、自分以外の要因に目を向けることができ、事態をより広い視点で捉えることができます。
このような客観的なアプローチにより適切で効果的な解決策や、環境要因の特定を見つけることが可能です。
デメリット
一方で以下のようなデメリットがあります。
・周囲との関係悪化
・成長の機会損失
・同じミスの繰り返し
責任を他者に押し付けることで、周囲との関係を悪化させてしまいます。
誤解や不信感が生じコミュニケーションの円滑さが損なわれてしまい、ミスや課題を他者のせいにすることで成長の貴重な機会を逃すことになります。
反省と改善のチャンスが失われ成長を阻害される恐れがあると同時に、この思考パターンは同じ過ちを繰り返す可能性を高めてしまい問題解決能力の低下を招くことでしょう。
改善策
最後に他責思考の最善策です。
・自己決定の練習をする
・自責思考に変える
・リーダーになる
まず自己決定の練習をするですが、他責思考の特徴として相手にほとんど決定をゆだねてしまうという傾向があります。
要するに自分が決めてないから、責任はないよと言えてしまいます。
今まで相手に決定権を委ねてしまっていた人が改善にするには、自分で決めることをやってみてください。
例えば、いつもレストランで友人と同じものを今まで頼んでいたとしたら、今度は違うものを選んでみるとかです。
方法はメニューをしっかりと見て、自分の好みや気分に合った料理を自分で選んでください。
「今日はイタリアンが食べたい気分だから、パスタを選ぼう」という感じです。
これにより自分の選択に責任を持つことができ、徐々に自分の意志で決定できるようになります。
つづいて自責思考に変える方法ですが、たとえ相手の責任の方が多くても自分にも何割かは責任があるという思っておくことです。
例えば元プロ野球選手のイチローさんが昔オリックスでプレーしていた頃の、チームが負けてしまい悔しがっていたら当時監督だった仰木彬さんが「何を悔しがっているんだ。お前は自分の成績だけ考えろ。チームの責任はオレがとる」と言ったそうです。
いわれたイチローさんは「このおっさんを、どうにか勝たせてやりたいな」思ったそうです。
この2人ですが、自責で考えています。
イチローさんは自分が打てなかったからチームが負けた、仰木監督は負けたのは監督の采配が悪かったからだと考えていたわけです。
余談ですが、その後イチローさんは7年連続首位打者という記録を達成し(2024年現在も破られていない)メジャーに行き、チームも日本一を達成しています。
自責思考に変えることで、自分にも責任があると感じ他責にする傾向が減ります。
少し注意点があり、あまりにも自責が強すぎるとうつ病になる可能性もあるので気をつけて下さい。
相手が悪いのであれば、自分1:相手9で考えてもいいです。
最後にあまりおすすめしませんが、強制的に他責を直したいのであればリーダーになる選択肢もあります。
リーダーになれば指示するので、自分で決定しなければいけないし他責にすることも出来ません。
ちなみにこの方法で治ったのは、ぼく自身です。
仕事でリーダーを任され、自分の決定でみんなが動くことや結果という評価がついてきて、何度も逃げだしたかったです。
でも逃げたらカッコ悪いですし、なにより仲間に迷惑がかかる。
だから必死にやりました。
結果をいうと会社からも信頼されるチームをつくることができ、一番嬉しかったのは仲間たちが自ら考え、ぼくの指示なしでも動くようになったことです。
強制的にリーダーになった経験ですが、他責思考を直したいのであれば参考にしてみてください。
おわりに
他責思考を理解することで、自分や他者の行動に対する見方が変わるかもしれません。
長所も短所も踏まえて、バランスの取れた考え方を持つことが重要です。
日常生活や職場でのコミュニケーションの質を高めるために、是非お役立てください。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです
最後まで読んでくれてありがとうございました。