はじめに
どうも、アニあつです。
今回は「効率には2つの種類がある」というテーマでお話しします。
皆さんは「効率化」と聞いて、どんなイメージを持ちますか？
少ない時間で成果を出すこと。
最小限の努力で最大の効果を得ること。
いずれにせよビジネスの現場で、求められる重要なスキルであることに違いはありません。
しかし効率化には、2つの側面があることをご存じでしょうか。
それが以下の2つです。
- 誰にでも通用する「王道」
- 自分にしか通用しない「最適解」
この2つはアプローチが異なるものの、どちらも成果を出すためには欠かせません。
今回はそれぞれの違いと活かし方について詳しく解説します。
王道とは、普遍的な基本を押さえること
まず一つ目の効率「王道」についてご説明しましょう。
まずは「王道」と呼ばれる効率化について見ていきましょう。
これは、多くの人が成果を出す上で共通して実践している、普遍的な原則や基本的なルールのことを指します。
ビジネスにおける王道の例
- PDCAを回す（計画・実行・振り返り・改善）
- 報連相を徹底する
- タスクを優先順位で整理する
これらはもはや「定番」とも言える手法です。
成果を出している多くのビジネスパーソンが実践しているだけあって、再現性が高く汎用性もあります。
王道には2つある
王道の基本には、大きく分けて次の2パターンがあります。
- 「まずはこれをやれ」という推奨パターン
- 「これはやるな」という禁止パターン
たとえば、新入社員であれば「報連相を怠るな」といったアドバイスがよく出されます。
これはトラブルやミスを未然に防ぐ“守り”の基本です。
一方で「成果が出るまではまず量をこなせ」というのも“攻め”の基本。
これは経験値を積み重ねるための王道パターンです。
王道は一見すると地味で退屈に思えるかもしれませんが、侮ってはいけません。
多くの人が失敗するのは、この基本を軽視して応用から入ってしまうことにあります。
まずは王道をしっかり身につけ、強固な土台を作ることが効率的に成果を出す第一歩です。
自分だけの最適解とは、個性を活かした応用である
次に紹介するのは「自分だけの最適解」。
これは王道をベースにしながらも、自分の特性・目的・性格に最も合ったやり方を見つけていくアプローチです。
王道が「誰にでも通用する型」なら、最適解は「自分にしか使えない武器」です。
実例1：大谷翔平選手の昼寝戦略
メジャーリーガー・大谷翔平選手は、パフォーマンス向上と疲労回復のために2時間の昼寝を取り入れているそうです。
一般的には「昼寝は20分以内が効果的」とされていますが、大谷選手は自身の体と向き合った結果、2時間という時間が最も効果的だと判断したのでしょう。
科学的な正解ではなく、自分の感覚と結果から導き出した“最適解”なのです。
実例2：なかやまきんに君の食事ルーティン
芸人でありボディビルダーでもある、なかやまきんに君さんは10年以上同じ朝食メニューを続けているそうです。
その理由は「毎日の体調変化に気づきやすくなるから」。
これもまた彼自身の目標（コンディション管理・パフォーマンス維持）に合わせた最適解と言えます。
最適解のポイント
この「自分だけの最適解」は、他人には真似できない場合が多いです。
なぜなら試行錯誤と自己観察を繰り返した先にしか見つからないものだからです。
他人の真似をするだけではたどり着けません。
王道を踏まえたうえで、自分なりの工夫や習慣を見つけていく必要があります。
効率を高めるには「型」と「個性」のバランスが必要
ここまでをまとめると、効率化には次の2ステップがあります。
- 王道（基本）を身につけること
- そのうえで自分の特性に合った最適解を見つけること
この順序が非常に重要です。
最初から応用に走ると土台が不安定なまま進むことになり、結局効率が悪くなります。
逆に王道だけを延々と守っていても、自分にフィットしないやり方では限界があります。
だからこそ大切なのは、王道と自分流のバランスをとること。
それが効率よく結果を出すための一番の近道です。
おわりに
効率とは、才能ではなくスキルです。
そのスキルを磨くにはまず王道を徹底し、次に自分自身のスタイルを見つけることが重要です。
王道で土台を固め、自分の特性に合った最適解を構築する。
この2つを意識するだけで、日々の仕事の成果もスピードも、きっと大きく変わるはずです。
この記事がこれから社会に出る皆さんの、“効率の武器”を磨くヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
